こんばんわ、ゆきてぃこです。
最近また面白い作家さんに出会うことができて、思わず書籍をポチってしまい、計8冊も買いこんでしまいました。
早見和真さんという作家さんです。
<著者データ>
著者名:早見和正(1977年7月15日生まれ)
デビュー作:「ひゃくはち」(2008年)
受賞歴:
「イノセント・デイズ」(日本推理作家協会賞、2015年)
「ザ・ロイヤル・ファミリー」(山本周五郎賞、JRA馬事文化賞、2019年)
「店長がバカすぎて」(本屋大賞9位、2020年)
メディア化作品:
「ひゃくはち」(映画2008年)、「イノセント・デイズ」(TVドラマ2018年)、「小説王」(TVドラマ2019年)等
読もうと思ったきっかけがテレビのインタビューだったのですが、たしか「笑うマトリョーシカ」の宣伝だったような記憶があります。
そこでこんなことを言われてました。
「ネタバレされても、最後まで楽しめる」
「一言で言うなら、『侮るな』と」
近頃小説はあまり読んでなかったし、初めて見る作家さんだったので、物は試しでぽちったのですが、大当たりでした。。
すみません、ちょっと侮っていました。
400ページぐらいありましたが、サクサクサクっと読めてしまいました。
<買った書籍>
・笑うマトリョーシカ ★読了
・イノセント・デイズ ★読了
・店長がバカすぎて ★読了
・ザ・ロイヤルファミリー ☆読んでる最中
・小説王 ☆未読
・東京ドーン ☆未読
・ぼくたちの家族 ☆未読
<おすすめポイント>
●世界観が作品ごとに全然違う
まだ3冊しか読了してないのですが、政治ミステリー・冤罪・書店コメディ、それぞれテーマや雰囲気が作品ごとに違ってるのに、違和感なく読める。
一人の作家さんがこんなにばらばらの世界観を作り上げるって単純にすごくない…?
それを証明するかのように、巻末には膨大な数の参考書籍が掲載されてました。
ものすごく丁寧に作られてる作品なんだと、そこでも感動してしまったり。
世界観やテーマ設定で一番良かったのは、今のところ「イノセント・デイズ」。
次点で「笑うマトリョーシカ」。
●語り手は基本的に登場人物の一人称で進む
登場人物の一人称で、物語が進んでいくので、その時の心理描写とか思考パターンが「そうだよね」「そうそう、、」「そうなんだよ!」と共感しながら読める。
これ、コメディものだと、主人公の心の中でのツッコミが的を外さずに炸裂するので、たぶん作者が狙ったところは、私ぜんぶ笑い倒して読んでたと思う。
登場人物設定が一番面白かったのは、「店長がバカすぎて」。
いる、ここまで愛嬌溢れてなかったけど過去のバイト先にこういう店長いた。
●伏線の張り方がうまい
小説作品には、「風が吹くことにも意味がある」とどこかの本で読みました。
まさしくその通りで、登場人物がポツリとつぶやく一言、何気ない動作、突然出てくる心理描写、それらが後々見事に伏線として生きてくるのが読んでて気持ちよかった。
「あ、さっきのあれがここに生きてくるのね」とか「ここでこう来たかーーー」みたいなポイントがそこかしこに張り巡らされてて、思わずページを引き返してしまったり。
これは、いまのところどの作品でも味わえましたが、個人的に一番良かったのは「イノセント・デイズ」。
最初から最後まで、伏線回収が…絶妙…。
また、何か読みおわったら、記事にしたいと思います。
\\参加中//
👆クリック応援してもらえると嬉しいです♪